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鑑賞映画の解説 |
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グレン・ミラー物語 THE GLENN MILLER STORY ＜鑑賞日：2014・10・27＞ |
制 作：1953年 アメリカ 112分 監 督：アンソニー・マン 出 演：ジェームズ・スチュアート、ジューン・アリスン |
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あらすじ 音楽に情熱を持ちながらも、楽器を質屋に出し入れするほど貧しい暮らしをしているグレン（Ｊ・スチュアート）はやがてベン・ポラック楽団に入り、演奏旅行に参加する。途中、学生時代から思いを寄せていたヘレン(Ｊ・アリスン)と逢い、強引に口説いて結婚する。挫折を繰り返しながらヘレンに励まされて、遂に独自のスタイルを完成させる。 グレン・ミラー楽団は次々にヒットを飛ばし、ゆるぎない人気と名声を獲得するが、第二次大戦が始まると志願して軍隊に入り、軍楽隊で演奏活動を始める。クリスマスにグレンの乗った飛行機が途中消息を絶った…… |
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解説 1950年代のアメリカ映画では、『ベニー・グッドマン物語』（1955）『愛情物語』(1956)『五つの銅貨』(1959)といった音楽家の伝記映画が多く作られたが、1953年に作られたこの映画はその先駆をなす映画で、アメリカをはじめ日本でも大ヒットした。1940年代のアメリカはスイングジャズ全盛の時代であり、ルイ・アームストロング、ベニー・グッドマン、ジーン・クーパーなどが活躍したが、グレン・ミラーはクラリネットがサックスやトランペットをリードするという独自のスタイルを確立し一世を風靡した。 映画では物語の展開とともに『ムーンライト･セレナーデ』『インザ・ムード』など日本でもお馴染みのジャズの名曲や懐かしいスタンダード・ナンバーが次々と演奏され、全編を彩る。グレン・ミラーをジェームズ・スチュアートが、 その妻ヘレンをジューン・アリスンが扮し，意思の強い誠実な夫と、献身的な妻というアメリカ社会の理想とするカップルを演じた。その人間味溢れる夫婦愛は多くの人々の心を捕えたのである。 (挿入曲) ◎ムーンライト・セレナーデ ◎真珠の首飾り ◎ペンシャルヴァニア6－5000 ◎セントルイスブルース・マーチ ◎アメリカン・パトロール ◎インザ・ムード ◎チャタヌーガ・チューチュー ◎茶色の小瓶 |