【第101回】H28年7月
天賞
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頂きにケルンを置きて下山せり
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一 幸
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地賞
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宵山の明かりと囃子古都を継ぐ
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和 女
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人賞
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芦ノ湖に海賊船のカーニバル
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三 洋
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特選
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芦ノ湖や龍の出そうな夏の霧
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重 九
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烏賊釣り火観光バスの窓に散る
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一 馬
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風鈴のひとり遊びか夜のしじま
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とも女
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半睡の部屋に日がさし明け急ぐ
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勇 平
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鎮もれる深き思ひや夏木立
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十 九
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【第102回】H28年8月
天賞
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花カンナ惚け封じなる英会話
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國 眼
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地賞
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かなかなの旋律哀しあさぼらけ
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和 女
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人賞
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踊りの輪手のひら返し二歩三歩
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勇 平
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特選
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眉太き遺影の父の盆供養
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とも女
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真っ新な赤の前垂れ地蔵盆
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一 馬
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まちあげて吉田火祭富士鎮め
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一 梲
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梶の葉にピースと書きし異邦人
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あきえ
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御巣鷹の尾根の鎮もる星月夜
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十 九
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【第103回】H28年9月
天賞
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月に暈「明日は雨じゃ」と婆教へ
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重 九
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地賞
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顔撫でる夜風のけはひ虫時雨
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和 女
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人賞
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花野行く背のますぐなる母白寿
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十 九
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特選
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戦災地乏しき蝗分け合ひし
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一 馬
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米寿なる恩師の客間蘭の花
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三 丹
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秋天の焼岳仰ぐ河童橋
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一 梲
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コンクール終へて寝そべる案山子かな
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とも女
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秋茜山を降りくる山男
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一 幸
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【金沢区民俳句大会】
H28年10月
天賞
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めくるめく上枝下枝と秋の栗鼠
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とも女
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地賞
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秋草より長い舌出しオカピかな
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他会員
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人賞
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コアラ来て三十年緩し冬支度
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一 幸
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特選
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木の実降るキリンの首が滑り台
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他会員
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ポケットの木の実転がるコアラバス
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他会員
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見下ろすや広ごる秋の金沢区
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他会員
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木の実落つ坂ゆるゆるとコアラバス
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勇 平
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秋深む年輪のごと象の皺
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二 祥
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秋風と原始にあそぶ「しだの谷」
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和 女
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八景の海を遠目に紅葉狩
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他会員
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【第104回】H28年11月
天賞
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阿寒湖のいのち鎮もる凍曇
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和 女
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地賞
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鼯(むささび)
の飛び出しを待つ闇の宿
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あきえ
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人賞
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落葉掻き迷へる雀見詰めをり
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勇 平
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特選
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冬将軍阿寒湖畔に居座れり
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勝 美
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酉の市三本締めのおかめの面
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三 洋
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頬刺す風漱石描く倫敦塔
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一 馬
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谷底へ燃えつつ舞ひぬ冬紅葉
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とも女
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千歳飴笑ふ目元は婆さん似
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三 旦
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【第105回】H28年12月
天賞
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侘助の香りほのかに躙り口
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祥 代
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地賞
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十和田湖のほのかに眩し雪華の夜
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和 女
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人賞
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行く年や猿から鶏へバトン継ぐ
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勇 平
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特選
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芽キャベツの甘味と苦味広がれり
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三 旦
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実千両千年つづく古刹かな
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重 九
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甲斐の山朴の落葉のゆらぎ落つ
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一 幸
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鯔二匹冬日へ飛揚船溜り
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三 洋
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弘明寺や読経染み入る枯銀杏
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國 眼
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【第106回】H29年1月
天賞
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富士五湖や映す寒富士影五景
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重 九
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地賞
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波の花千枚田の空駆けのぼり
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あきえ
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人賞
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冬の朝ひと息染める空の藍
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和 女
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特選
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富士五湖の紫紺の黙に寒の月
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とも女
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上弦の寒月凛と富士五湖へ
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一 馬
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春間近ステップ軽ろきルンバかな
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勇 平
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谺して待つを覚えし四温かな
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二 祥
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乾坤に満つ大寒の息づかひ
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十 九
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【第107回】H29年2月
天賞
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春三日月星ひとつ乗せ漕ぎ出せり
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あきえ
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地賞
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野火走る地震の裂きたる道に沿ひ
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十 九
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人賞
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蒼天を独り占めせし梅真白
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和 女
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特選
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熱燗の手元震へる春二番
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三 洋
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恋猫の恋の駈引きよもすがら
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重 九
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武家屋敷崩れし土塀梅白し
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二 祥
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薄氷を割りて駆け出すランドセル
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とも女
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下手投げ曲球多投の臥竜梅
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勇 平
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【第108回】H29年3月
天賞
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春陰の霞ケ浦に水脈白し
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和 女
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地賞
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竜天に登ると見ゆる飛行機雲
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一 馬
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人賞
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霞ケ浦七つボタンの桜貝
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あきえ
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特選
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朧めく霞ケ浦の遠筑波
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とも女
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峠より遥か一望春田晴
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二 祥
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大阿蘇の噴煙なびく春田水
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十 九
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被災の子友の写真と卒業す
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勝 美
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青き尾の蜥蜴穴出で睥睨す
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重 九
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【第109回】H29年4月
天賞
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炉を塞ぎ好みの茶杓鳩干菓子
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あきえ
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地賞
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九九覚え掛け算割り算新学期
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勇 平
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人賞
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宮ケ瀬の湖水にうつる花万朶
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勝 美
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特選
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花筏幾艘舫ふ宮ケ瀬湖
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祥 代
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春障子桟を流るる日の音色
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和 女
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囀りに耳は貸さじと実時像
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一 馬
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船笛の金沢沖に朧月
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二 祥
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甲斐の国桃に桜に駒ヶ岳
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一 梲
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【第110回】H29年5月
天賞
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尾瀬沼へ清和の天と燧ヶ岳
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一 馬
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地賞
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あめんぼう水の地球をひとりじめ
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勇 平
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人賞
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陸奥に生れ小柴育ちの帆立貝
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重 九
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特選
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緑さす尾瀬沼見張る峠道
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一 幸
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尾瀬沼に歩荷が運ぶ夏の雲
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國 眼
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尾瀬沼の逆さ燧に蓮開く
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あきえ
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夏霧の尾瀬沼の水面辷りゆく
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和 女
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尾瀬沼にリュック背負ひし日焼顔
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二 祥
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