【第51回】H23年7月
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天賞
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屋敷蛇 樹上に衣を 懸けのこし
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重九
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地賞
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赤富士へ 祈りの両手 崩さざり
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国眼
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人賞
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神業や 団扇一筋 五十年
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友女
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【第52回】H23年8月
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天賞
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秋の蚊を 打ちたる右手 右の腿
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国眼
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地賞
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泣き喚く 幼児の腕の 八月蚊
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重九
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人賞
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盆波に 浮きつ沈みつ かもめかな
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祥代
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【第53回】H23年9月
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天賞
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雲上に 続く道あり 大花野
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友女
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地賞
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松手入れ 遠くの富士を 借景に
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人賞
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さざなみの 湖面を渡る 鴫の声
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二祥
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【第54回】H23年11月
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天賞
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乾坤を 一気に繋ぐ 狩の鷹
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十九
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地賞
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新しき 日記買ふなり 古書店
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ニ祥
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人賞
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さまざまな 色絡み合ふ 落葉かな
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【第55回】H23年12月
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天賞
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裂く命 育む命 鷲の爪
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十九
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地賞
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昭和史を 肴に老女 忘年会
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友女
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人賞
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柚子風呂や ぷかりぷかぷか 童歌
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国眼
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特選
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犬鷲の 孤高の勇姿 王者なり
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祥代
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登校の 子ら一列に 懐手
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勝美
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タクト振る トスカニーニの 咳払い
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勇平
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浮雲の 例会記し 暦果つ
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一馬
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風邪の熱 五臓六腑を 駆け巡る
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好童
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ぱたぱたと 銀鱗はねる 氷見の鰤
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二祥
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【第56回】H24年1月
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天賞
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初電車 杖が杖へと 席譲る
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一馬
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地賞
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拍手は げんこもごも ご初天神
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一幸
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人賞
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「もつこす」の 骨身のゆるむ 榾火かな
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十九
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特選
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浮寝鳥 波のまに間に 見え隠れ
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好童
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おやこんな 小さな川に 浮寝鳥
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三旦
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探梅や 田浦の里に 峡せまり
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勇平
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さしのぼる 朝日まろやか 春隣
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国眼
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冴える星 億光年の 果てにまで
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二祥
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寒林の 闇縫ふ如く 列車走す
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友女
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白鳥も 津軽じよんがら 聞き惚れり
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祥代
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【第57回】H24年2月
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天賞
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無住寺に 藪鶯の 遠音かな
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一馬
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地賞
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歩がひとつ 捕られし駒に 春陽差す
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勇平
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人賞
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薄氷や 棺の中には 筆数多
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勝美
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特選
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鶯の 息も切らさぬ 谷渡り
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十九
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鶯の 一鳴きありし 雑木山
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うぐひすの よぎりし気配 雨の朝
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一紀
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実を見んと 喜寿の記念に 植樹せり
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重九
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薄氷を かざす子踏む子 もつてく子
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友女
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二人して 金沢めぐり 木の芽風
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国眼
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【第58回】H24年3月
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天賞
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帰る雁連写の枠をはみ出せり
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国眼
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地賞
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立子忌や白酒持ちて寿福寺へ
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一幸
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人賞
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払暁の散華となれり雪の果て
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十九
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特選
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囀や百羽飛び立つ地の響
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友女
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あさまだき地球かきわけつくしんぼ
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赤青黄風に染めゆく風車
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三旦
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蓬餅母と田舎の匂ひあり
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重九
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梅散りて輪中の出で湯誓子の忌
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一馬
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菜の花にまねて黄色のワンピース
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祥代
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【第59回】H24年4月
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天賞
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ほの白き闇を乗せたる花筏
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十九
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地賞
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雲掴み一気に落つる雲雀かな
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友女
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人賞
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はかなくも学窓飾る花吹雪
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一幸
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特選
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芝目読む９番グリーン揚雲雀
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一馬
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まろやかな声裏返す鳥の恋
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勇平
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ふさはしき御礼肥撒く花の主
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国眼
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紋黄蝶追ひつ追はれつ川を越ゆ
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重九
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花の雲たなびく吉野蔵王堂
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二祥
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道越えてふうはりふはりしやぼん玉
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祥代
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【第60回】H24年5月
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天賞
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ほととぎす鳴く音に明くる尾瀬ヶ原
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十九
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地賞
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歓声や戦艦三笠虹の橋
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とも女
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人賞
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東名の右に左に五月富士
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祥代
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特選
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ほととぎすきみ逝く知らせ朝の床
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二祥
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黒船の小柴の沖の穴子かな
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重九
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花菖蒲レンズ上から左右から
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勇平
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楊貴妃の絹ずれかすか白牡丹
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一馬
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青電車切るは薫風まつぷたつ
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国眼
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初夏の里赤白青つづれ織り
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（平成23年度）