【金沢区民俳句大会】 H29年6月
天賞
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阿字が池己が影踏むあめんぼう
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他会員
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地賞
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称名寺夏嶺に映える園児服
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一 梲
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人賞
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夏潮の水脈曳く白帆野島沖
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和 女
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特選
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野島より一糸まとはぬ夕焼富士
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十 九
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穴子焼く小柴の空をモノレール
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他会員
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異国語の飛び交ふ夏の八景島
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とも女
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時の日や子規の等寸大パネル
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他会員
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ゆったりと母のようです花菖蒲
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他会員
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【第111回】H29年7月
天賞
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蝉の羽化透き通る翅力満つ
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あきえ
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地賞
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海の日や空母「いずも」は南方に
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二 祥
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人賞
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涼しさは白磁に青花描き終へ
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和 女
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特選
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おづおづと空母見送る黒揚羽
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國 眼
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休む山車話の山の女子衆
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勇 平
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『細雪』長椅子に読む谷崎忌
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一 馬
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推敲に時のすぎゆく夜の秋
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重 九
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山小屋の灯のもと語る次の山
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一 挩
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【第112回】H29年8月
天賞
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朝顔の江戸の色香を今此処に
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あきえ
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地賞
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釣舟の竿秋涼のしなりかな
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十 九
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人賞
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黄昏のバックミラーにつと木槿
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とも女
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特選
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釣舟の舫ひ軋むや野分波
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二 祥
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漏れる灯に父母の声する夜半の秋
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春 駒
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淋しさは実のはぜる音鳳仙花
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和 女
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水蜜桃赤児の肌の如くなり
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祥 代
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連結のとんぼ尾をもて水を打つ
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重 九
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流れ星億光年の輪廻かな
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三 洋
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【第113回】H29年9月
天賞
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野分過ぎ神田書肆街夜の帳
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一 馬
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地賞
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色変えぬ松平成の往くを知り
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十 九
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人賞
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ソリストの腕のしなりや酔芙蓉
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勇 平
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特選
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工場の夜景しづもる遊覧船
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重 九
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野葡萄の鳥のみ気づく紫紺色
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和 女
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爽やかや9・98世界へと
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祥 代
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房総へ橋をかけたる鰯雲
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一 梲
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あらたなる三絶句知る獺祭忌
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あきえ
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【金沢区民俳句(吟行)】H29年10月
天賞
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秋霖に山羊は聖者の貌で佇つ
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他会員
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地賞
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水の谷色葉ちりぬる草書体
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他会員
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人賞
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秋思かな空見てうるむ手長猿
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とも女
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特選
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目を細めおめかしオカピ櫨紅葉
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他会員
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櫨紅葉孤愁のオカピ濡れそぼつ
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一 馬
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雨めげず晒菜升麻や谷戸の奥
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他会員
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秋深しもの言いたげな子猿の目
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他会員
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あらたなる三絶句知る獺祭忌
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他会員
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【第114回】H29年11月
天賞
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革ジャンを粋に着こなす准教授
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勇 平
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地賞
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友耄け無情を知るや冬の月
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重 九
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人賞
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骨董店ゴッホの偽絵冬薔薇
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三 洋
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特選
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冬の水脈白き富士曳くクルーザー
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和 女
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冬うらら借り切って乗るクルーザー
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一 馬
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忘れ物今来たこの道帰り花
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あきえ
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濡れ落ち葉滑る子らたち下校道
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一 梲
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寄せ鍋の煮立ちうからの國訛り
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十 九
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【第115回】H29年12月
天賞
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一声を待つ猟犬の背の意志
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十 九
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地賞
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朽ちし葉や来し方想ふティータイム
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勇 平
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人賞
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客船の船長船医日向ぼこ
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國 眼
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特選
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冬薔薇心細き夜薫り撒く
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和 女
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四十年続けて咲ける冬至梅
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あきえ
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うすき日を拾ひ留めて冬桜
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とも女
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明け方の菜園狸駆け抜けり
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三 旦
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ご退位の目処付きほっと冬紅葉
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一 馬
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【第116回】H30年1月
天賞
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冬の朝唸り捲き揚ぐ浚渫船
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國 眼
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地賞
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冴ゆる月蒼き大地を尖らせて
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二 祥
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人賞
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日脚伸ぶ下校の子等の声弾む
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一 幸
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特選
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耳立てる忠犬ハチ公日脚伸ぶ
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祥 代
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寒波来る鏡の中の尖り顔
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とも女
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丸餅に練り込まれたる国訛
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とも女
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池眩し白きかけらの氷咲く
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和 女
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春待たるミラノスカラ座プッチーニ
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勇 平
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【第117回】H30年2月
天賞
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琳派展画廊を覗く加賀の梅
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三 洋
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地賞
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受験子もイージス艦も緊張す
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一 馬
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人賞
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寄席太鼓匂ひほのかに沈丁花
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勇 平
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特選
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イージス艦胴の傷癒え帰る鴨
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あきえ
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元町の鞄・帽子屋春の色
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とも女
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蒲公英の呼び込む白球ホームラン
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重 九
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メールには絵文字がずらり春の星
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國 眼
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沖遥か春を載せたる白帆舟
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十 九
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【第118回】H30年3月
天賞
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御朱印の隷書艶やか鳥雲に
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國 眼
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地賞
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青き海赤レンガ倉庫白風船
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三 旦
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人賞
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長老のピアノレッスン山笑う
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勇 平
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特選
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タンカーの水先案内春鴎
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重 九
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タンカーのゆくへ見守る春の月
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春 駒
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象の鼻ぴちやぴちや洗ふ春の波
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一 馬
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母一人袴姿の卒業式
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勝 美
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人恋へば老いの背を押す木の芽風
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十 九
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【第119回】 H30年4月
天賞
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春怒涛遣唐使乗せ帆掛船
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一 馬
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地賞
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気怠げにうるむ眼や孕み鹿
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とも女
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人賞
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「昭和の日」昭和生まれの春日傘
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祥 代
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特選
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帆掛舟折りて浮かべし春盥
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重 九
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網棚に草餅匂ふ大江戸線
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勇 平
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友が逝く雲雀よひばり高く鳴け
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あきえ
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吊り革に睡り預ける花疲れ
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十 九
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桃畑あまた続くや甲斐の国
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一 悅
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【第120回】H30年5月
天賞
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珈琲に潮の香仄かヨット基地
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一 馬
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地賞
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華府からの友好の証花水木
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重 九
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人賞
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夕暮の南にスピカ麦の秋
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一 幸
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特選
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ヨット乗るおさげの君はセピア色
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勇 平
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地に素足天に素手振るフラダンス
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とも女
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森林浴ルーペに浮かぶ網状脈
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國 眼
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夏の闇寺領にはゆる女面
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三 洋
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やさしさの薄き世なれど一夜酒
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十 九
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